「中学で統合失調症になってから」

初めまして。貴子と言います。

私は、中学校の時イジメにあっていました。

理由はよくわかりません。
女子3人から、陰口を言われたり、避けられたりしていました。
女子校だったので、女子グループがたくさんありましたが、
その中の1つでイジメられていたのです。

発病前、私は先生から褒められれうような優等生タイプでした。
しかし、それがかえってイジメにつながってしまったようにも思います。

イジメが続く中、頑張って学校に行っていました。
しばらくして、いきなり授業中に「幻聴」が聞こえるようになってしまいました。

私も訳がわかりませんでしたが、
両親も訳がわからなかったようで、何もしてくれませんでした。

イジメられて、幻聴が聞こえて、もう頭が狂いそうになっているのに
「学校を休む」と両親は「お前が弱いからや!」と怒りました。

頑張って学校に行っても、
テスト中にも「幻聴」が聞こえてきてテストどころではなくなりました。

それから、「不登校」になりました。

 

親の理解が得られなかった私は、
度々学校には顔を出したとしても「無視」。
友だちは心配さえもしてくれませんでした。

中高一貫校に行っていたので、
中学の先生のおかげで高校には進学できました。

特進コースに行くはずでしたが、それは叶いませんでした。

高校に進学しても、なぜかイジメられました。

リンチされ、土下座を強要され、お金を要求されたこともありました。
友だちなんていなかった。
ただの「金づる」にされようとしていました。

高校は、半年で辞めました。

それから、統合失調症が進み、訳がわからなくなりました。
生きていることが辛くて、覚せい剤にも手を出したことがありました。
(脳がもうまともに働いてくれてなかったのでしょう)

どうやって入手したのか、今ではもう覚えていません。

それが見つかって、3ヶ月入院生活を送りました。

私にとって唯一の助けになったのは「薬が体に合った」ことです。
薬のおかげで、どんな悪夢も、どんな絶望も、なんとか乗り越えてこれました。

 

そして、やがて、今の主人に会いました。
統合失調症の私を受け入れ、結婚してくれました。

夫も、幼い時、発達障がいの多動があったそうです。
それも幸いしてか、障がいを受け入れてくれました。
(とは言っても、完全に理解はしてくれていませんが)

妊娠した時も、夫婦揃って障がいを持っているので
「障がいを持った子どもが生まれるだろうな」と覚悟をして出産しました。

予想通り、多動なのか、元気なのか、やんちゃな子どもが生まれてきました。
でも、一生懸命子育てしています。

今では2児の母になりました。

統合失調症と付き合いながらの、家事、育児はとても大変です。
時々、何もできなくなって、「訪問看護」に頼ったり、
子どもを預けて治療することもあります。

家もなかなか片付かないけれど、
しんどかったら寝て過ごしています。

 

「障がい」と付き合いながら、家のことをするのは大変です。
薬が合っていなかったら、全くこういうこともできなかったでしょう。

いろんなことがありますが、子どもたちと一緒に生活できることは
とても嬉しい事です。

「障がい」を受け入れてくれた夫に感謝しながらも、ケンカもしつつ
できるだけ楽しく生活しています。

しんどい時はあるけれど、
そういう時は、あえて旦那も子どもも何も言わずに寝かせてくれています。

貴子

(朝倉美保が、代筆しています。)