「アスピー」と呼ばれて。

こんにちは、朝倉美保です。

みなさんは「アスピー」って言葉、知っていますか?


「アスピー(Aspie)」というのは、
英語で「アスペルガー症候群」のことを差別的ではなく好意的な意味で呼ぶ言葉です。


先日、発達障がいを持った人たちで集まっていたんですね。

その時に、話題になったのが

「発達障がい」を「障害」として扱っているのは日本くらいで、
諸外国では、すでに「個性」として扱われている。

アメリカではアスペルガーのことを「アスピー」って呼び合う。

日本も、発達障がいをもっと「個性」「能力」として認めていくべき。

・・・という話が出たんです。


確かに、障がいを「個性」「能力」として認めていくべきだ、
というのは賛成できたんです。

ですが、
その中の1人がニコニコしながら
「アスピー」「アスピー」と連呼しているのを聞いて、
ハッキリ言って「嫌悪感」を覚えたんです。

私は、確かに「アスペルガー症候群」です。

でも、なんでいきなり「アスピー」と呼ばれなければならないのか?!

「アスペルガー」でええやないかーい!
・・・と、ムカッとしてしまいました。


みなさんは、この「アスピー」という呼び名をどう思われますか?

私は、諸外国がどうたらこうたら、っていうことは
あんまり気にしていないんです。

なぜなら、
私は「日本人」ですし、「日本で生活」していくわけですから
「呼び名」だけを真似しても意味がないと思っています。

大事なのは、
根本的な日本の制度や、考え方、思考などから変えていくことだと思うのです。

障がい名を省略するのは、いいんです。

でも、今回のように、ただ友好的な「呼び名」に変えたからと言って
日本人全員が友好的に「障がい」を捉えてくれるか、といったら
違うと思うんです。

だからでしょうか。
反射的に、「アスピー」と呼ばれてムッカー!としてしまったのは。

アスペルガー症候群なら「アスペルガー」って言えばええやん!

・・・と、思ってしまいました。


日本でも、障がいを友好的に呼ぶことってありますよね。

「ダウン症」の子どもを「ダウンちゃん」
「自閉症」の子どもを「自閉ちゃん」

などなど・・・。

これも、「アスピー」同様「違和感」があるんです。

「障がいを受け入れたくない」って気持ちがどこかに隠れている気がして。

「障がい」は「障がい」だと思うんです。

どうやったって、健常者のようには生きられないのですから。

辛いことも、しんどいこともあるけれども、
うまく障がいを活かせば「能力」「個性」として発揮できるものです。

それで、いいじゃないか、と。

みなさんは、どう思われますか?


アメリカでは、
他にも「Challenged(チャレンジド)」という言葉があります。

「障がいを持つ人」を表す、新しい米語で、
「the challenged (挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人)」を語源となっています。

プロップが1995年から提唱している呼称で、
障がいをマイナスとのみ捉えるのでなく、障がいを持つゆえに体験する様々なことを自分自身のため、あるいは社会のためポジティブに生かして行こう、という想いを込めた言葉なのだそうです。


うーん・・・

やっぱり「障がい者」でいいんじゃないかなぁ。。。

というのが、私の意見です。

いい面もあれば、悪い面もある。

それって、普通のこと、だと思うんです。

なぜ、造語を作ってまでポジティブに聞こえるようにしなければいけないのか、と思ってしまいます。

私は、「誇りを持って」障がい者である、と宣言できます。

「言葉」よりも「心持ち」の方が大切な気がするのです。

 

意見はいろいろあっていいと思うんですが、
どうか「障がい」を悲観ばかりしないでいてほしい、と思います。

どうか、障がいを面白く見てほしい、と思います。


もし、面白がり方がわからない、という方は
7月9日のイベントにぜひお越しください。

マリアさんと、ふーこさんが、
いろんな困りごとをどう面白がって見守ってきたか、
お話してくれると思いますよ。

お申し込みは、メールにて。

info@minorinomori.co.jp

お会いできるのを楽しみにしております。

朝倉美保