「学校に行きたがらない」子どもとの接し方

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朝、子どもが「学校に行きたくない」と言った時、どうしますか?

・無理やり連れて行きますか?
・「理由を聞いて」から決めますか?
・行きたくないなら、いいか、と思ってゆっくり過ごしますか?
最近、「学校に行きたくない」という子どもを無理やり連れて行って
学校内でなんとか過ごしたことを聞いて「安心」している方をよく目にします。

これは何の「安心」なのでしょう?

・「学校に行けた」安心?
・「学業に遅れない」安心?
・「子どもが元気に過ごせた」安心?

何でしょう?

 

発達障がい、からなのか、
何が原因なのかわかりませんが
「長期休暇」があった後、どうしても「行けない」時があります。

なんで行けないの?

と、思うかもしれませんが
「脳が拒否する」「体が拒否する」と言う風にしか表現できません。

 

きっと長期休暇中、
家族と一緒にいる時間が長くて、心地よくて、過ごしやすくて
パパママに甘えられて嬉しくて、楽しくて。

そう言う思い出が「学校」を遠のかせているのかもしれません。

 

そもそも、「学校の楽しみ」って、
子どもにとっては何だと思いますか?

わたしは「友だち」「遊び」だと思っています。
中には「学び」の子どももいるかもしれません。

 

あなたのお子さんは、何が楽しみで学校に行っているのでしょう?

聞いたことはありますか?

「学校に行かない」「行きたくない」と
素直に言える家庭にしていることは素晴らしいことだと思います。

その素晴らしさを、さらに素晴らしくするためには
「行きたくない」といった時に、
理由を聞いてみて「休ませる」と言う結論を選択してみると言うことです。

 

例えば、「友だちと一緒に学校に行く」ことが「こだわり」だった場合
ちょっと準備が遅くなってしまって「先に行ってもらった」、とします。

そうしたら、子どもは「一緒じゃないと行かない!!!」と言います。

もうパニックです。

なんで、待ってくれなかったの?
友だちと一緒に行けるから学校に行っていたのに、なんで?
友だち連れて来てよ!
時間戻してよ!
何とかしてよ!
(大泣き)

・・・と、こんな感じになるでしょう。

こんな時、どうしましょう?

・「仕方ないやん。準備が遅かったのが悪いんと違うの?」と言う
・「そっか、ごめんね、待っててもらったらよかったね」と言う
・「友だちと行きたかったのか。じゃあ、今日は行かないでおく?」と言う

さて、どうしましょう?

 

「障がい」を持っている子どもの場合、
パニックになるには「ちゃんとした理由」があります。

「行きたくない」「したくない」「やりたくない」
にも、ちゃんとした理由があります。

「気分的にダルいし学校イヤや」
ではないのです。

 

わたしがもし親であるならば、
この場合には「理由を聞いて、休ませる」ことを選びます。

そして、家でのんびり好きなことして遊びつつ
本を読んだりして過ごしてくれたらいい、と思います。

学校を1日休んだところで、どんな支障が出るでしょう?

それよりも、無理やり連れて行ったことで
「お母さんは、自分のことをわかってくれない。もう言うもんか。」
と思われる方が嫌だからです。

 

「不登校」を気にする方が非常に多いと思います。

わたしは、不登校の生徒を教えて来て、親のケアもして来ましたが
「不登校」を乗り越えられた子どもの心の成長は素晴らしいものがあります。

不登校になったとしても、
生活リズムさえ崩さないで生活していれば、なんとでもなります。

一番大変なのは「昼夜逆転」した場合です。
この場合だけは、いろんな機関の助けを得なければ難しいです。

しかし、ご家庭で「生活リズム」さえ管理できていれば
なんとでもなるのが「不登校」です。

 

学校がダメなら「フリースクール」がある。

出席日数さえ、なんとかしておけば進学も問題ありません。

その出席日数は「フリースクール」に行けば大丈夫なのです。

 

「学校に行っていない」ことに引け目を感じるご両親がいます。
まず、子どもはそれを感じ取ります。

「あぁ、自分はダメな子なんだ・・・」

そうしたら、家庭がギクシャクして、
言いたいことも言わず、暴れたい時に暴れ、パニックになります。

そうなったら、ご両親は打ちひしがれて行くのです。
悪循環。

 

わたしの家は
「学校は『行かなければ行けないところ』」
「休んでいいのは、病気の時だけ」
と常にプレッシャーをかけられていたように思います。

なので、
友だちからイジメられようが「行く」しかなかった。

学校では、孤独でした。
孤独感を埋めるために、当たり障りない友だちと遊ぶふりをしていました。
心から楽しい場所ではなかったのです。

 

子どもの一生の中で、
この1日がどんな思い出の日になるのか?

それを考えてあげられたら、自然と答えは見えてくると思うのです。

 

「学校に行きたがらない子ども」に対して
「毎日行かないと、不登校になってしまう」と言う恐怖が襲ってくるかもしれません。

でも、そこは「勇気」です。

「なぜ行きたくないのか」をしっかりと聞いてあげて欲しいのです。

そこで、「傾聴」の技が役に立って来ます。

心の中の芯の部分まで聞いてあげることができるかどうか。

じっくり、ゆっくり聞いてあげてくださいね。

 

朝倉 美保

 

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