「発達障がい」の理解や知識の乏しい先生方への伝え方。

皆様、お久しぶりです。前田マリアです。

また、今月から「みのり。」にてコラムを書かせていただくことになりました。
発達障がいを中心に、「子どもとの暮らし」を楽しく実りあるものにしてゆくお手伝いになればと思っています。
よろしくお願いします。


さて、皆様からのご質問の中に
「担任の先生にどんな風に伝えればよいでしょう?」
または、
「先生が発達障がいについてあまり詳しくなく、理解を得られない」
という内容が多く、
今回は私なりの考え方や伝え方をお話しできればと思います。


まず、担任の先生にどう伝えるか?

では、皆様に質問です。
我が子の発達障がいのことを担任の先生にお伝えする時は、
以下のうち、どのように伝えればよいでしょう?


①「うちの子、発達障がいみたいなんです。」

②「うちの子、発達障がいなのですが、私なりにこの子の苦手なことや得意なことを、うちの子の「取扱説明書」を冊子にして来ました!熟読して対応をよろしくお願いします!」

③「うちの子、発達障がいなのですが、◯◯は得意ですが、△△が苦手です。△△の時は□□に対応していただけると助かります。」


皆様はどのように伝えていますか?
一つ一つを見ていきたいと思います。


まず①。
先生の気持ちからすると「で?」と思うのではないでしょうか?

我が子が発達障がいであると知りながら、
「教育者になんとかしてもらおう」という態度では、
先生も「何をどうして欲しいのか」わかりませんよね?

現在「発達障がい」の子は珍しくありませんから、
先生方もある程度の知識はお持ちです。

ですが、「発達障がい」という大きなくくりでは説明できないほど、
個人差があるものです。
そのことをざっくり伝えるだけでは、
先生も手の施しようがないというのが、本音ではないでしょうか?


次に②。
内心先生は「げっ!」なはずです(笑)。

勉強家のお母さんであればあるほど、やりがちな行動ですし、
もちろんそうして欲しい気持ちはわかります。

ですが、学校の先生はみんなの先生であり、その子だけの先生ではありません。
個別にきっちりと対応して欲しいのなら、
支援学級でガッチリと加配をつけてもらうか、
支援学校の専門家の先生がベストなのだと思います。

学校の先生はきっちりとした教育のカリキュラムに従って、
子どもたちを導くことが本来のお仕事です。

そして、クラス30人ほどの子どもたちを、基本は1人で見なければいけません。

もちろん理想は、個別にきっちりと対応することです。
ですが、現在の日本の教育のあり方や学校のあり方では、やはり難しいのが現状。
詳しすぎる「マイレシピ」は、先生には負担なのではないか?と思います。


そして③。
そう。これがベストな回答だと思います。
これなら先生も「ふむふむ」と、気をつけていられる範囲ではないでしょうか?

例えば、
「急な予定変更は苦手ですが、なぜそうなったかをきちんと説明していただければ、対応できるかと思います。その際はお手数おかけしますが、連絡帳にてお知らせいただけると嬉しいです。家庭でもきっちりと対応できますので。。。」
のように。

つまりは「これをやって欲しい」を明確にし、
そのあとは「家庭でやりますから」と伝えるのがポイントです。

これなら先生も対応しやすいですし、何よりわかりやすい。
そして「おまかせしました!何とかしてください」という態度ではなく、
「ここからは私がやります!」ときちんと意思表示をすることで、
先生も行動が取りやすいと思います。


あとは例外ですが、
担任の先生に「発達障がい」とは、どんなものであるか?を詳しく説明するお母さんもいらっしゃいますが、あれは、やってはいけませんね(笑)。

それなら、自分の子がどんなタイプか?をお伝えするのが良いかと思います。

例えば、
「一回集中しだすと、何にも聞こえない、数字大好きなアスペルガータイプ」とか、「とにかく、元気いっぱい!色んなことに興味津々!怪我も絶えないADHDタイプ」というように、ポイントだけを伝えるのが懸命です。


教育者だって、教育者である前に1人の人間です。
先生は先生という生き物ではありません。
ものすごい量の仕事を抱えた、働きマンです。

最近は、色々なことが報道されて、
正直「教育者でしょ?」と思ってしまう事件も耳にすることが多くなってきました。
ですが、全ての教育者がそうではありません。

きちんと、子どもたちのことを考えてくれる先生もいらっしゃいます。

ぜひ、伝え方を工夫して、先生たちにも気持ちよく仕事をしてもらいましょう!

そして、先生方にもきっちり「感謝の心」をお伝えすることも大切かと思います。
そのことについては、ブログ「先生にありがとうを伝えよう」に書いていますので、ぜひご覧ください。

 

心理カウンセラー
子どもの暮らしアドバイザー  前田マリア

Blog:http://marianoouchi.exblog.jp/