「視覚優位」って、どんな感じなのですか?

「視覚優位」と言われても、実際に体験しないとわかりにくいものですよね。

視覚で暗記している方法をお伝えするときには、

いつも「目がカメラになった感じ」と表現しています。

まばたきが「シャッター」のような感じです。

人によって多少違うと思いますが、私の場合は

「問題集や教科書を1回読みながら、そのページを写真のように目に焼き付けていきます。」

テストなど、思い出したい時には、頭の中で

「ページをめくりながら、何ページのここら辺に書いてあったんだよなー」

と思い浮かべます。

ページ全体から、部分的にクローズアップしてみることもできます。

そして、テストの時などは、頭に覚えたものを思い浮かべてページをめくり

答えの部分を見つけて、回答用紙に書き込むんです。

斬新なテストの解答方法でしょう?

私は「視覚優位・聴覚劣位」と言われています。

「目での暗記が得意」な人は、

「耳から聞こえること」は普段あまり「聞こえていない」ことが多いです。 

集団の中で、騒がしくなると「耳にモヤがかかった」ようになり「ボヤー」としか聞こえなくなります。

私自身も、すごく不思議な現象です。

なので、

いろんな人が話している場所で話をするときは「ものすごく耳に集中」して聞かないと聞き取れません。

話を聞く時は「今は聞く時」と思って、「耳に集中」していないと聞こえていないことが多いです。

だからなのか、昔から「しっかりしてるけど、ボケーっとしてるよね」と言われていました。

友人の話も「集中」していないときは、全く聞こえていませんでした。

「ね?」と同意を求められても聞こえていないので、

「ごめん、もう一回言ってくれる?」という時が多かったです。

ご家庭でも、視覚優位の場合には

「今から聞いて欲しいんだけど」と言ってから話すといいですよ。

そして、話しながらメモを見せて「文字」「絵」を書きながら話すと、より効果的に理解しやすくなります。

基本的に「目」で認識するので、「文字」「絵」はとっても効果的です。

しかし、「絵」を書くにしても、詳しく書いていないと「わからない」というのも特徴です。

発達障がいの人は、「途中経過」が描いていないとわからなくなります。

なので、発達障がいである私がこのダンスをしなさいと言われたら「②の絵」がないと踊れません。

絵で伝えるにしても、注意しなければいけないことは

「途中経過」がしっかりわかるように描くことです。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

私は中学の時に

「耳では覚えられない」「先生が言ってること、全部書かなくちゃ!」と自覚しました。

それからは、雑談だろうが何だろうが、授業中の話をノートに書くようになりました。

それはそれは、手が毎日痛くなるくらい書いたものです。

その雑談の中からテストに出題されることもあったりするので、

「書く」ようになってから成績が上がったように思います。

「視覚優位」の人の暗記方法は、「目で覚える」なので

学校の先生や親が「何度も何度も書いて暗えなさい」と言われると苦痛でしかありません。

1回、しっかりと「書いて」それを何度も「目で覚える」だけでいいのです。

それにプラスするといいのが、「暗記するときに物語や理論的に覚える」と暗記時間が伸びます。

私は算数・数学は得意で、国語が苦手なのですが、

なぜ得意なのかというと「論理的に考えれば、答えがはっきりしている」からです。

私が学校に行ってとても困ったのが「漢字の暗記」です。

「漢字」を覚えることも、ものすごく時間がかかってしまい、しかもすぐに忘れてしまいました。

書道をするようになってから、「文字のでき方」を知るようになり、

それから漢字の出来上がり方の物語を知ることで暗記しやすくなりました。

不思議ですよね。

逆に、「聴覚優位・視覚劣位」の人もいます。

その場合には、「耳で聞こえることを暗記する」のが得意で、「目で見ても覚えられません」。

「何度も言いながら覚える」やり方が合っていると思います。

しかし、発達障がいの人の多くは「視覚優位・聴覚劣位」がほとんどだと言われています。

「目」をものすごく使うので、「目が悪い」人が多いのも特徴です。

そういう私も、小学校入学時の検査で視力が悪いことがわかりました。

この時点で、両目「1.0」以下になっていました。

しかも「弱視」の診断つきです。

「目の訓練をしないと、どんどん目が悪くなる」と言われて、

家の中では眼帯を付けて視力の悪い目で見る訓練をしていました。

小学生でメガネをかけ、コンタクトレンズが販売し始めたらコンタクトレンズをしていました。

当時のコンタクトレンズは硬くて太かったので、もう痛くて痛くて。

それでも「目が見えなくなったらあかんやろ!」と言われて付けていましたが、かなり辛かったですね。

そんな感じで「視覚優位」の人は過ごしています。

今でも、何か話し合いをしている時には必ず「メモ」をし、

忘れないように視覚(文字)で話を聞くようにしています。

発達障がいの人の「視覚優位」、少しは伝わりましたか?

何か疑問に思われることがあれば、質問してくださいね。

​朝倉 美保