FU-KO&前田マリアの対談(vol.2 掲載カット分)

雑誌「きらり。」vol.2

おかげ様で、NHKさんの放送をきっかけに
京都府内で「きらり。」が広まりつつあります。

ありがたいことです。

大垣書店では品薄になっているようですが、
明日以降には多くの店舗に届くのではないかな?と思います。

ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。


さて、vol.2 はいかがでしょうか?

「障がいを知ろう」のページで、誤字が1つ見つかりました。
申し訳ございません。

★「障街」→「障がい」

訂正して、お詫び申し上げます。


vol.2  では、書きたいことがたくさんありすぎて、

「FU-KO&マリアの対談」

をほんの少し、やむなく、カットしました。

その部分を、こちらに掲載したいと思います。
ぜひ、楽しんでお読みいただけると嬉しいです。


「子どものこと」

・ふーこ
友だちと喧嘩とかってする?

・マリア
うちの長男は、本当に喧嘩しないんですよ。
アスペルガーの子どもは、手がバーンと出ることが多いんですけど、うちは結構我慢する方で。
やられたら、やっちゃってるみたいなんですけどね。

・ふーこ
友だちは多い?少ない?

・マリア
友だちは結構多くて。
友だちへのこだわりは逆にあんまりなくて、誰とでも遊ぶね。

・ふーこ
私のところは、お気に入りの子への執着心がすごく強くてね。
その子と休日にショッピングセンターとかでばったり会ったら大変で。
帰れなくなるんですよ。
「出会ったんやから、遊ぶしかない」とか言って。
長女には、常にお気に入りの子が1人はいて、まるで恋人のように付き合うんですよ。
でも、昔よりは少しはマシになったかなあ。

・マリア
ウンウン。

・ふーこ
これも保育園の先生に、指摘されましたね。
べったり執着したままでは交友関係が広がっていかないし、閉じた関係性になるので。
どうしたらいいか保健師さんに相談してください、って言われましたね

・マリア
幼稚園くらいの子は多いけどねー。特に、女の子の方が多いかな?

・ふーこ
男の子はどう?

・マリア
男の子は、やっぱり発達障がいの気がある子は
やっぱり「あの子と遊びたいから」とか言ったりするかな。

・ふーこ
やっぱり、同じ性質の持った子同士ですよね。

・マリア
そうやろね、そうやと思う。

・ふーこ
似た者同士やし、感覚が合うから、一緒にいてても遊ぶって言うよりは個々に違うことやってて、同じ空気を吸っていたいみたいな。静かな遊びをしてるね。

・マリア
なんか、でも面白いのは「合わない子には合わない」じゃないですか。
発達障がいの人たちって。不思議なんですけど。
「なんか合わないやろな」と思ったら、絶対に合わないんですよね。

・ふーこ
そうそうそう。

・マリア
その辺が、やっぱり発達障がいの子はトラブルに発展する場合もありますよね。
小学校とかになると、トラブルが増えて、それで「発達障がいかも?」って気づかされることもあるんですよね。
きっと友だちとのコミュニケーションとかがうまくいかないんでしょうね。

・ふーこ
性格が合わへんってことなのかな?
なんだっけ、プライベートゾーンが異常に近かったり遠かったりする印象なんですけど。

・マリア
それもあるよねー。

・ふーこ
適切な距離がつかめなくて、嫌われたりとか。

・マリア
うん、それもあると思う。
自我がやっぱり強いので、自分の思い通りにならなかったら折り合いをつけるってことができないんですよね。
例えば、鬼ごっことか。

・ふーこ
あー、おあいこ、って言えないのよね。

・マリア
そうそう。
それで、「自分が負けることが許せない子」もいるので、自分が負けないように立ち回るんですよ。
でも周りからは「それは違う!」って責められるわけで。
でも、「自分が正しい」と思うことは「自分が勝つこと」だから、「世の中のルール」ではなくて「自分のルール」をそこで通そうとして、そこで拗ねて泣き叫ぶ、ってのはよく見ますねー。

・ふーこ
そーかー。うちは「勝ち負け」がすごい嫌いで。

・マリア
あ、嫌いなんや。

・ふーこ
だから、好きな子がすぐ近所におってね。
なんでも「私が一番」「私の方が保育園行くの先」「じゃんけんで負けても、負けた方が勝ち!」とか言っちゃう勝気な子やって、それでいつもメソメソ泣いてはって。

・マリア
「こう言うとき、どうしてますか?」ってよく聞かれるんやけど、本当に人それぞれで。性格も違うし。答えってないんですよね。

・ふーこ
そう言う時どうするか、って言うよりは、なんやろ、
「ここだけは大事」「ここはしゃーない」って言うことを伝えとけばいいと思うのよね。

・マリア
「これが正しい」って言う「答え」も「マニュアル」もないのでね。

・・・


以上!

やむなく、カットした対談でした。

幼稚園・保育園から小学校に上がった時、環境が変わりますよね。

今まで許されていたことが、許されなくなったり、
自我がどんどん形成されていく過程でトラブルになったり。

発達過程の子どもならではのエピソードだな、と思いました。

 

私は幼稚園では、一匹の小猿のように遊び、自由にしていたのですが、
小学校に入って、女子は女子、男子は男子、と分けられる過程についていけなくて
女子の集団に馴染めず孤立してしまって、男子とばかり遊んでいました。

やっぱり「集団」というのが苦手だったんですねー。

いろんな思いもしましたが、
それも大人になった今、ものすごく役に立っています。

いろんなご家庭があると思いますが、
ご家族だけは、どんなことがあっても「味方」であり「寄りどころ」であって欲しいな、と思います。

 

朝倉美保