ADHDの、記憶維持の仕方。

みなさま、こんにちは。
少しずつ日が長くなってきましたね。

さて、「しかばねチャレンジ!」連載5回目は
「ADHDの、記憶維持の仕方。」

私、朝倉美保は、ADHD(注意欠如・多動症)です。
他にもありますが・・・。

大人になった今では
「体を動かしたくてたまらなーい!」
という多動衝動はほぼなくなりましたが、
「気が散りやすい」
「ミスが多い」
「忘れっぽい」
「段取りよく行うのが苦手」
というのは、残っています。

そんな私でも、
夜勤の一通りのお仕事をなんとかこなせるようになってきました。

まぁ、ミスは毎回ありますし、注意もされますが
ADHDなのですから
逆に「注意してもらって、安心〜」と思います。

何も言われず、注意もされずにいると
逆に、「勤務後に何か発覚してしまうのでは?!」とビビってしまうのです。

あれ?この感覚、おかしい?!

後々になって、「〜ミスしていたよ!」と言われるより
その場で言われた方が断然楽だと思うんですね。


ADHDですから
「絶対ミスしない人」にはなれない訳です。

それならば、
「ミスしても、怒られても、自分でフォローできる技術を身につける!」
ことの方が、意味があると思うのです。

ミスの許されない仕事はあるので、
それは職業を選ばないといけないと思いますが。
(命を預かるお仕事とか・・・)

今のお仕事は、お金のミスさえ防げれば、なんとか後で取り戻すことができます。(もちろん、注意されますが)

どんなに「渡し忘れはしないでください」と言われても、
してしまうときはあるので仕方ありません。。。

しかも、夜勤をしていると、
日勤の人がミスしていないかどうかのチェックもするので、
「あ、今回この人ミスしてる!」というのが分かります。

私だけじゃないやーん!
…と多少なりとも思います(笑)

障害あるなし関係なく、ミスというのはするものなのです。

鉄人なわけではないですから。

だから、気にしすぎないことです。
自分を責めすぎないことです。

ベテランさんでもミスしていますが、
それはベテランさんに新人が指摘することができないだけで、
本当は注意されてることだったりするのです。(ズルイけど)

こんなミスだらけな私でも夜勤を全うしているので、
怒られることも減ってきました。

へこたれず、長く続けることにも意味はある、と思います。

そのためには豆腐メンタルな心でも、
高野豆腐くらい硬くなっていく必要はあるかな?と思います。

動じない。


(ホテル仕様 笑)

 


先日、こんなミス続きな私の記憶について質問がありました。

◆質問
「短期記憶」「長期記憶」どちらが得意ですか?
苦手なものはどうしていますか?

◆答え
「短期記憶」も「長期記憶」も苦手です。
どんな記憶も、すぐに忘れてしまいます。

そんな私がしていることは、
「即、メモをとること」
「メモを家でノートにまとめること」
「空き時間に何度も復習すること」
「視覚優位を利用して、目での写真記憶をすること」
です。

視覚優位、聴覚劣位なので、耳で聞いたことはすぐに忘れます。
できる限り「見える化」して、目で覚えます

視覚記憶も、年齢に伴って衰えてきていますが、
文字にしたものは忘れにくいです。

また、覚えるときに「理由付け」すると、より記憶に残りやすいです。
「なぜ、これをしなくてはいけないのか?」
「どうしてこの順番にしなくてはいけないのか?」
「なぜ、この案内をしなくてはいけないのか?」

「なぜ?」を繰り返しながら、
自分で答えられるようになると割と記憶に残っています。


(ピンクはまとめノート、緑はメモ帳、として持ち歩いています)


私がこの「忘れやすさ」に直面したのは中高生のときです。

小学校でイジメられて、
中学受験をして私立中学に行ったものの、
中学も荒れてしまって
「公立高校受験した方がいいのかなぁ?」と考えたときがあります。

でも、「学校のテスト」は視覚記憶の短期記憶勝負でなんとか乗り越えたものの、
長期記憶が必要な「模試」では全く成績がとれませんでした。

そのため、公立高校は諦め、そのまま進学したのですが、
同じ悩みが高校でも続きました。

学校の成績はほぼオール5なのに、
模試の成績は理想には程遠く、志望大学へ行けるかどうか悩み続けました。

この時は、「努力でカバーするしかない」と
朝勉強3時間、部活後の勉強2時間を2年続けて、
引退後からは寝る時間以外はずっと勉強していました。

それでも模試の成績は思うように伸びません。
努力しても結果に結びつかないことに落胆しかありませんでした。

この時から
「私は、一瞬しか記憶がもたない」
「本番の模試には弱いから、なんとか受験を切り抜けなくては!」
と考えて考えて
たどり着いたのが「推薦入試」。

学校の成績はほぼオール5。
校内推薦の条件では、負ける気はしませんでした。

あとは、学校探しです。
「国公立しか受験してはいけない」という家のルールがあったので
どうにかして入れる方法を探していたら
なんと!府立大学には推薦があるではないですか!

校内推薦1枠をかけて、テストがありましたが
学校内テストであれば特進に行っていたので負ける気がしませんでした。

そして、あとは学外推薦試験。
小論文と面接と書類選考でした。

小論文を猛特訓して挑みました。
一か八かの賭けでしたが、なんとか合格!

周りからは、学校の成績だけはよかったので
「推薦合格はもったいない」とブーブー言われましたが(汗)
自分で国公立大を実力合格できる自信はなかったので
決断してよかった、と思っています。


私が一番記憶方法で「得したなぁ」と思うのは
「視覚記憶」ができること。

いわゆる「カメラアイ」です。

未だに、一番記憶に残りやすいです。

これができるのは、視覚優位の特性があったからこそ、なので
普通でなくてラッキー!
と思います。

今もホテル業務以外でも、カメラアイを利用しています。

人の名前を覚えるのにも、名刺をスキャンして覚えています。
そうしないと、名前が覚えられないからなのですが。。。


「復習する」
「見直す」
「確認する」
「見える化」

これらは、もう癖づいているので、
忘れやすいですが、なんとか思い出して対応できています。

ちょっとした手間ですが、
これをすることで忘れやすさがカバーできるので、オススメですよ。

以前紹介した「週間活動記録表」もスケジュールの「見える化」の1つです。
週間活動記録表(PDF)

よかったら活用してみてくださいね。

朝倉美保
(広汎性発達障害・アスペルガー・ADHD・双極性障害)